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2009年07月18日
『今夜』『７月の夜明』（詩）
『今夜』
ゴミ袋を両手にぶらさげて
青信号を 待つ間
生い茂る街路樹の枝の隙間から
思いがけず 丸い月
横断歩道を横切って目で追えば
同じように
雲の入江の隙間から
こちらを見ている
資源ゴミの集積場所は遠い
帰りもまた見上げる 月
雨の予報はハズレ
僕は心で
月にウィンクした
『７月の夜明』
今 何時だと思ってるんだ
沈黙を破って セミが鳴く
夜はまだ 朝になろうか迷っている
粘土の目 開くことはない
火に注ぐ アブラゼミ
思わずスズメがぼやく
カラスが答える
ポツ ポツ
雨だ
仕方なく冴え渡る 聴覚
もうセミは鳴いていない
粒の密度が急激に増えて
プリッツをいっぺんに１００本
噛んだような音で 降り続ける
これだから と眉間にシワを寄せて
眠れた試しはない
どうやら 雨は遠のいていく
かわりに 近づいてくるスクーター
新聞屋さん
ご苦労様です
投稿者 midorim : 2009年07月18日 01:03
コメント
蝉は雨だと鳴かないですね
リアル！
ゴミ袋リアル！
迷うってくだりもステキ
(>v<)!!
ソロでも活動なさらないのでしょうか☆
イツモミドリ的な‥☆★☆★
投稿者 なのは : 2009年07月18日 21:23
なのはさん＞
ソロ活動は、一回ポッキリでやめちゃいました。
バイタリティがミジンコほどしかないのでー(´Д`)
お気軽に皆様と交信できる、このブログスペースが大スキなので、
最大限に活用できたらいいな、と思いまーす♪♪♪
投稿者 ミドリ : 2009年07月22日 08:50