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2007年11月16日

オーケンとわたし

って、タイトルほどのこと書かないんだけども。
大槻ケンヂの『リンダリンダラバーソール』っていうエッセイ本を読んだのね。
しかも一晩で。
ここで自分で自分に驚くわけなんだけど、
活字ばかりの本を一冊読み切ったっていうのが、
何年振りかのことですから。
国文科卒のくせに、活字フットワークが極めて重たい人なんです。
雑誌とかなら見ますけどね。
いや、活字本だって、読み出せば止まらないオモシロイやつ、
いっぱいあるに決まってる。
ただただ、腰が重い、しかも年々。
前回読んだのが、山本文緒の『みんないってしまう』という短編小説集で、
ながい÷から数年前に借りたもの。
これは大変良かった。
オーケンのエッセイは、バンドブームの話題で、
登場人物も知ってるバンドやら、で読みやすく。
内容もオモシロくて一人笑い。
一週間程度かけて読むつもりで、帰り道に何気なく購入、
したらどっぷり読んじゃった。
お気に入りの詩集『リンウッド・テラスの心霊フィルム』はじめ、
気づけば彼の本が5冊も。
ウチでベスト3の冊数。
ケタ違いの1位は、十代の頃愛読していた銀色夏生。
詩画集なんかは、活字密度が低くて読みやすい。
むしろ彼女の場合、文字がほとんどない本もある。
2位はオーケンも好きだった、夢野久作。
これはちくま文庫の全集を揃えただけ。
彼で卒論を書いたのです。
最近、自分の中で吸収力がアップしているのを感じるので、
また何か本でも読んでみようかな、と。
「かな」ですから(笑)

投稿者 midorim : 2007年11月16日 23:01

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